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神奈川県立小田原城北工業高等学校 出前授業

 県西支部では、平成27年1月15日に神奈川県立小田原城北工業高等学校にて第6回目となる卒業を目前に控えた3年生を対象とした出前授業を行いました。毎年恒例となり今まで5回行っているという事もあり、会員14名の協力のもと、学校側との調整や実施に至るまでの準備等、スムーズに実施する事ができました。当日の天候は、神奈川県土地家屋調査士会出前授業史上初めての雨天でした。第1部は教室で座学授業を30分、第2部は屋内施設にて4班体制で測量実習としてトータルステーションを使った逆打ち作業を全生徒に体験してもらいました。

 第1部の座学授業ではいつの間にか筆者が講師を務めさせて頂くことになっていました。最初の打合せにて配布された予定表の座学授業講師の箇所に、既に筆者の名前が入っていたのには驚きました。
 座学授業では、まずは土地家屋調査士という資格はどういうものなのかを知って欲しいと思い、登記制度をなるべく分かり易く、他のシステムに置き換えたり、実例を示しながら説明しました。
 その後、資格取得後の仕事上での利便性を軽く説明し、建設科で卒業後に測量機器を扱う生徒が多いと聞いていたので、測量機器の進化について説明しました。去年度も講師を務めさせて頂いたのですが緊張のせいかあまり記憶がなく、今回も説明がうまくできたかどうか自信がなかったのですが、後述のアンケート結果で座学の授業を理解できたと回答してくれた生徒が多かったので安心しました。

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 第2部の測量実習では生徒数27名で1班当たりの生徒が約7名に対し、講師が2~3名で実施しました。講師の会員は今まで複数回出前授業の講師を経験された方が多く、測量機器の扱い方等、学生への説明に馴れていたので楽しく丁寧に実習を行う事ができたのではないかと思います。初めて扱う機械、細かい精度に四苦八苦していましたが、笑い声が多かったように感じましたし、当初の予定時間より早く終わる班が多かったです。

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 今回の逆打ち作業は雨天で屋内施設だった事もあり、1mピッチで直線を出してもらう作業を行いました。最後に最初と最後の点を直線で結んで確認してもらいましたが、「誰々のが直線からはみ出てる」等わいわい楽しそうでした。
 逆打ち作業が終わった班は、最新測量機器とGPS測量機器を講師の方から説明していただきました。最新測量機器は自動で動くので、それに驚いている生徒が多かったです。GPS測量機器は今回雨天の為、屋内施設でしたのでPCで衛星の配置等を見せる事はできなかったのですが、カーナビ等との精度の差をわかりやすく説明してもらいました。

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実習の最後にアンケート調査を実施し、結果は以下の通りでした。

1.座学授業の内容は理解できたか?
  理解できた70% 半分は理解できた26%  理解できなかった4%
2.測量実習、作業内容は理解できたか? 
  理解できた78% 半分は理解できた18%  理解できなかった4%
3.現場作業班の講師の印象はどうだったか?
  優しかった89% 普通11% 怖かった0%
4.将来の役に立ちそうか?
  役に立つ59% わからない33% 役に立ちそうでない8%
5.土地家屋調査士という仕事を知っていたか?
  知っていた12% 聞いたことはある44% 知らなかった44%
6.土地家屋調査士の仕事に興味を持ったか?
  興味を持った37% どちらともいえない56% 興味を持たなかった7%

 アンケート調査の結果をみて、出前授業でアンケートを取るようになってから初めて、土地家屋調査士という仕事を知っていたという生徒が複数人いて驚きました。また、将来の役に立つと答えてくれた生徒が6割近くいたので純粋に嬉しかったです。アンケートに感想を記入してくれた生徒もいて「自分の進学する学校が建築関係なのでとても勉強になりました」、「忙しい中ありがとうございました」等書かれていました。
 出前授業によって興味を持ち、将来出前授業を受けた事がある生徒が会員登録する事になればと期待します。また、前回も書きましたが次回行う出前授業の座学の講師が筆者ではないことに期待します。

(記事・写真 県西支部広報員 小田 靖)

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