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【調査士ねっとわーく】旅に出て思うこと

 私の趣味は、時間を見つけて夫と二人で国内外を問わず「旅に出る」ことです。ここ最近は世界遺産めぐりがテーマになっていて、できるだけ行先に世界遺産を含めるようにしています。
 それまでは、ただなんとなく行ってみたいと思ったところに行ったり、リゾートにのんびりと疲れを癒すために行ったりしていましたが、2012年世界遺産発足40周年を記念して発行された『いま本当に行くべき見るべき世界遺産111』をたまたま本屋で見つけて購入してからは、世界遺産の魅力に魅せられて積極的に行くようになったのです。
 

 世界遺産とは、ウィキペディアによれば1972年のユネスコ総会で採決された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて世界遺産リストに登録された遺跡・景観・自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物件のことで、移動が不可能な不動産やそれに準ずるものが対象となっているようです。
 そしてその数は2015年に24件の新規登録物件が決定して、現在1031件にもなっています。本に載っている111件を制覇するのも大変なのに、世界遺産をすべて把握・制覇するのは不可能です。それでも、本を見ながら次はどこに行こうと考えるのが楽しく、また帰ってきてからは制覇できたところにマーカーをひいてその数が増えていくのが楽しく、いつしか病み付きになってしまっています。

 世界遺産の中でも中国の九寨溝やアメリカのグランドキャニオンを代表とする自然遺産は、人の力の及ばない自然の創り出す壮大なパノラマに心奪われ、ただただ美しい・素晴らしい・壮大だと感動するだけでいいのですが、文化遺産となるとそうはいかず、人類の過去の愚かさをまざまざと見せつけられ落ち込んだり、心が悲しみでいっぱいになったり、今後どのように生きていかなければいけないのか考えさせられたりします。

 直近では、クロアチア・スロヴェニア・ボスニアヘルツェゴビナに行ってきたのですが、「アドリア海の真珠」といわれるクロアチアのドゥブロブニク旧市街にも戦争で崩れた家屋が残っていたり、ボスニアヘルツェゴビナのモスタルには銃弾が無数に打ち込まれているビルがいまだに残っていたりします。そこに生きる人々は日々その光景を見ながら生活しているのです。
 たまたまそのツアーでは山梨県でユネスコの活動をしている5人組みのグループと一緒でしたので、現地ガイドさんに色々と質問したりして通常より深く考えさせられながら旅をしてきました。 

 外国に出て日本の安全のありがたみを痛感するとともに、世界平和を願う自分がいると思うと、安保法案反対のデモもテレビで他人事のように傍観している自分がいて、その時々で大きくぶれてしまう自分をコントロールできず悩み多き日々です。

(記事 川崎支部広報員 田代喜美子)

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